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ユーラーヘルメス信用保険



●レポート:07年の財務破綻は増加と予測(07年5月29日)

 ユーラーヘルメスのフランスの子会社、Euler Hermes SFAC が世界の企業財務破綻指数を作成し、06 年の17%減から07 年は7%増になると予測。06 年の急激な減少は、アメリカでの破産法の改正によって財務破綻が50%減少したことによって、もたらされたもの。Euler Hermes SFAC は07 年に経済の後退が始まり、企業に対して不良債権のリスクが高まるとみている。
<07-08 年世界の財務破綻指数は上昇傾向> 
〈アメリカ〉経済の停滞と新法の影響の増大:06 年の劇的な、しかし一度限りの財務破綻件数の減少を経て、経済の減速によって利益の低下、新法の変更による影響が消える2007 年の財務破綻件数は増加すると予想。一年あたり30,000 件くらいの財務破綻件数に戻るのではないかと予測。
〈日本〉過去2 年間財務破綻件数は増加:減少した4 年間の後に、日本は07 年の最初の4 ヶ月で2.8%の財務破綻が増加に転じた。economic research manager のMaxime Lemerle は「脆弱な経済の予測と国内需要の弱含みは主に中小企業に打撃を与える」とコメント。
〈中国〉法改正と財務破綻の増加:中国は赤字の官有企業に対して閉鎖することに慎重な姿勢を続けてきた。07 年の6 月より訴訟手続きの対象を全ての企業に拡大する新法の導入がある。この法律は2007 年の第1四半期には1000 以上の法的破産を予想している。この増加傾向は次の四半期も続くと見ている。
〈フランス〉07 年は財務破綻件数が増加:フランス企業の財務破綻は今年初めの4 ヶ月は昨年の同時期に比べて5.7%も増加。この増加は特に15 百万ユーロ以上の収入がある大企業にも影響している(+25%)。07 年4 月30 日までの12ヶ月間で、187,000 人(8%増)の従業員が財務破綻による影響を受けた。07 年末までには財務破綻件数は2%増加すると予測。


●06年決算、純利益14%増に(07年2月16日)
 2月16日、ユーラーヘルメス取締役会は06年の決算を発表。06年の売上高は前年比4,4%増の2011,8百万ユーロ、経常利益は9,7%増の489,9百万ユーロに。一方、損害率は前年度の44.8%から49.2%に上昇し、コンバインド・レシオも64.5%から67.3%に上昇。営業利益は9.7%増の489.9百万ユーロとなり、純利益は14%増の3億2,610万ユーロとなった。

●レポート:07年は過剰生産と価格競争へ(07年1月)
 四半期ごとに発行している部門別フォーカスレポートによると、2007 年には新興工業国(NIC)の力が増すと同時に世界の製造業者はさらに激しい国際競争に苦しむと見込まれている。2006 年の第2 四半期にアメリカで顕著になった景気後退が、世界のその他の国々に確実に影響を及ぼし始めており、2007年には経済の全体的な景気後退につながりそうとしている。
〈景気後退を背景に07年は製品の価格競争が起きる見通し〉
▽消費物資の製造はさらに激しい国際競争に見舞われる:NIC の生産能力の向上は、先進工業国(OIC) の生産能力の著しい低下によって相殺されたわけではない。予測されている2007 年の世界成長の減速により、超過生産能力がさらに野放しにされ、完成商品のさらに激しい価格競争を引き起こす危険性がある。
 ボリュームという観点からは活発でありつづけている消費物資部門に関しては、価格低迷(自動車、製薬)およびストレートデフレーション(衣服、電気およびIT)が最近のトレンドになっている。OIC とNIC 間の国際競争、特にNIC 同士の競争は増加している。
▽自動車製造はアメリカ系業者とヨーロッパ系下請け業者の恐慌により衝撃を受ける:世界中の自動車業者は、三つの主要な現象により運命の劇的な変化を迎えた。一つはNIC が純輸出国の役割を担う必要を急に迫られたこと(アジア、中欧、特にチェコ共和国)、二つ目は円安を有効に利用し市場占有率を得続ける日本の向上、そしてアメリカの自動車メーカーに影響を及ぼしている大不振。この不振はヨーロッパの自動車分門にも影響を及ぼし始めており、特に下請け業者に対する打撃は大きく、この数ヶ月でいくつかの業者が倒産している。
▽07年の世界景気の減速により循環型産業は減退:2006年の下半期にアメリカで進行した景気後退は2007年に世界経済の全体の減速へと進む可能性がある。新技術など、昔から世界要求の変動にもっとも敏感であり、最も循環型である産業は最も大きな打撃を受けると推測されている。


●07年度カントリーリスク分析を発表(06年12月)
 ユーラーヘルメスグループ(パリ)は、世界各国のカントリーリスクを政治的な方向と経済的な方向の二方向からのアプローチで随時モニターしている。各国の評価は、経済的リスク(マクロ経済の不均衡、ビジネス環境)の評価と政治的リスク(政府の効率性、政治体制の弱さ)の評価の二つの評価を組み合わて決められる。06年カントリーリスクのレベルが全体的に安定した後で、07年には全体的に上昇する見込み。
<07年におけるリスク要因>
 この4 年間リスクレベルは下降していたが、07年にはこれが少し上昇する可能性がある。後退気味の世界経済もショックに対して弱くなっているとみる。ドイツ・ユーラーヘルメスに所属しているアナリストのマンフレッド・スタマ−は、「可能性のある主な5つのリスクファクターを考慮しなくてはならない。それは、アメリカでの予想されていた以上のハードランディング、商品価格の下降(石油は除く)、ばらつきが激しい石油価格の変動(下降または上昇)、新興国の債務金額の増加および地政学的な対立だ」とコメントしている。
▽リスク1:アメリカでのハードランディングの打撃を受けるアジア
 アメリカでの急激な景気減速により、アメリカ経済に頼る国々に大きな影響が及ぶ見通し。アジア経済は急減速を避けることは困難であり、このハードランディング説は自由貿易の利点について議論が起きる可能性がある(現在の外国為替相場は中国にとってかなり好条件)。
▽リスク2:石油以外の商品価格の値下げ
 現在まで長い間トレンドだった、上昇気味の商品価格(石油以外)は上昇せず、下降する見通し。商品への依存は古くから高いリスクを伴うものだと知られており、この傾向がまた訪れるようであれば、サハラ以南のアフリカの大部分とラテンアメリカの経済が不安定になる恐れがある。
▽リスク4:低金利からの転換
 新興国は非常に好ましい財政状態により大きな恩恵を受けた。これらの状態は急激な大転換の可能性がある。ユーラーヘルメスUKのエコノミスト、アンドリューアトキンソンは「主要市場の中で大きな外債を背負っており、経常勘定が大幅に赤字であるハンガリーとトルコは外為市場において一番危険だ」見解を示す。
▽リスク5:地政学的な対立
 いくつか顕著でデリケートな問題が残っている。これらは、単なる地域的な枠組みを越える重要な問題であり、主にイランで問題となっている核問題、レバノンーイスラエル間の紛争などの事象およびアメリカと中国間の貿易摩擦等を含む。
 我々の主要な仮説は世界経済の明らかな低迷だが、これらの見解の中に大惨事などは含めていない。商品市場の需要の安定によりインフレが減り、景気後退が正常に戻ることを予測している。これにより、07年の世界中での(特にアメリカでの)家庭用品の購買力が補助され、低下している雇用率と不動産価格の下降の影響を相殺するだろう。ただし、20%起こる可能性があるハードランディングにより、上記の4つの主要なリスク(商品価格、石油、金利及び国際緊張)の一つもしくはすべてが誘発される危険性は無視できない。


●第3四半期末グループ業績を発表(06年10月31日)
 ユーラーヘルメスグループが06年度第3四半期末業績を発表(パリ)。第3四半期末の連結売上高は1,520 百万ユーロで、前年同期比4.9%増加した。フランス9.8%増、イタリア7.6%増、ベネルックス3国4.1%増、北欧諸国4.9%増で、ユーロ圏の売上高は3%増加した。アメリカは10.8%増、新規進出市場の東欧、南欧、ラテンアメリカとアジア諸国では33.7%増と急成長。

●「破産の原因」レポート(ドイツ調査)(06年9月28日)
 社内統制の欠如、不適切な収支バランスの不均衡及び不適切な債務者管理が企業が破産に至る主な原因――ドイツのユーラーヘルメスがドイツの破産管財人について最近調査した。調査はドイツのEuler Hermes Kreditversicherungs-AG とマンハイム大学のtheZentrum furInsolvenz und Sanierung と共同で行われ、125 件のドイツの主要な企業の破産例について破産管財人に破産原因を調べたもの。
<調査結果の概要>
▽経営の失敗が原因のトップ:調査を受けた破産管財人は、一般的にひとつの要因ではなく、複数の要因によって企業が破綻するとしている。調査の79%が「社内統制の欠如」を第一位にあげ、「収支バランスの不均衡」(76%)、「不適切な債務者管理」(64%)、「硬直的なワンマン経営」(57%)、「コミュニケーションと透明性の不足」(44%)、「投資の失敗」(42%)、「製造工程の立案失敗」(41%)など。
▽企業は再建の機会を逃す:企業経営の誤った判断は研究結果の他の手がかりからも見られる。72%の破産管財人が破産の申請が遅すぎるという意見。もし、申請がもっと早ければ会社を救済できる可能性はもっとあっただろうと96%が確信している。このことは、破産を早く申請することによって得られる、債権者と早期に話し合いの場を持つことで、企業の流動性の確保やそれに伴った営業活動の継続といった重大な利点を失うことになる。
▽状況判断ミスに陥る危険性:破産の申請が遅すぎるのには心理的な理由もある。破産管財人の96%が経営者が状況判断を誤り、否定的なあるいは保守的な戦略に(状況は遅かれ早かれ好転するとみて)、修正することに反対する。調査をした95%によると、関係者や業界内に明るみに出ることを恐れているため。「典型的な倒産」の場合、56%の管財人が企業の営業活動の継続を期待できると回答している。企業が大きければ、よりいっそうの救済の機会が大きくなるという原則も当てはまる。
▽新興企業の不十分な経営知識:破産管財人の経験では、企業の規模、収入や業界によっても特有の倒産のパターンがあると回答している。破産管財人によると、破産申請が遅いのは小規模の典型的なオーナー企業。同時に、大企業は破産申請が早いとも話している。破産の申請が遅すぎるのには心理的な理由もある。新興企業(設立15 年以内)は不安定な状況に直面する頻度が多くなる。不十分な経営知識はオーナー企業の典型的な例。小規模の企業は大抵、成長するライバルや難しい市場の増加の背景には背を向けて、優秀だった技術者が経営の知識を必要としなくても会社を立ち上げてきたからだ。
▽外的要因が状況をさらに悪化:内的な破産リスクとは別に、外的要因が企業の状況をさらに困難なものにする。82%が、最も大きな問題は顧客の支払遅延によるものだと回答。他の要因としては官僚的なlabor and social law の適用(81%)、企業のリストラにより現場で必要な人材が頻繁に変わること(73%)、バーゼルUの適用で企業の借り入れ状況が悪化した影響(60%)があげられている。

●06年度上半期正味収保21.4%増に(06年8月2日)
 06年度上半期決算概況を発表。連結総収入は1,006.1 百万ユーロに達し、05年度上半期と比べ5.0%増加。総収入保険料は16.1%増加。再保険後の正味収入保険料は21.4%増加し165.4百万ユーロに。一方、損害率は05年度の50.9%から僅かに増加し51.4%、事業費率は18.3%と1.8%減少。営業外収益は65%増加。当期の純利益は38.5%増の170.3百万ユーロを計上。

●オーストラリア、ニュージーランド市場に本格参入(06年7月20日)
 オーストラリアおよびニュージーランドにおけるLumley General Insurance の取引信用保険契約の買収が完了。シドニーを拠点とするEuler Hermes Trade Credit Underwriting Agents とオークランドを拠点とするEuler Hermes Trade Credit の2社を子会社とし、ユーラーヘルメスグループはオーストラリアとニュージーランドでの地盤を固めることになった。今後、ユーラーヘルメスグループはオーストラリアやニュージーランドに輸出している会社に対して、より質の高いサービスを提供できるようになり、両国の顧客は全世界での契約引き受け、システムや専門的知識においても利益を享受できることになる。

●オーストラリア、ニュージーランド市場に参入(06年6月22日)
 オーストラリアおよびニュージーランドにおける取引信用保険業務の譲受に関するLetter of Intent(関心表明書)に調印。ユーラーヘルメスグループはオーストラリアおよびニュージーランドの顧客に対して世界的規模での取引信用保険サービスを提供していく。
 06年度のオーストラリアおよびニュージーランドのGDP成長率予想は5〜6%で、過去20年以上好経済環境にあり、オーストラリアおよびニュージーランドの取引信用保険の市場規模は100百万ユーロ(約145億円)と見られている。


●05年度決算、純利益31.7%増に(06年3月23日)
 〈3月23日パリ〉ユーラーヘルメスの取締役会は3月22日、監査役会に対して決算説明を行った。売上高は前年比6.9%増の2,008百万ユーロに。コンバインド・レシオ (損害率+事業費率)は再保険の見直し、事故率低下、純事業費の削減を要因に1.9ポイント改善し67.6%。好調な保険引受損益と資産運用損益により、経常利益は28.6%増の446.6百万ユーロ、純利益は31.7%増の286.1百万ユーロ(売却済み事業からの利益を除く)。

●金融機関向けに取引信用保険提供サービス開始(06年1月)
 従来の企業向け商品に加えて、新たに直接、金融機関向けに取引信用保険を提供するサービスを開始した。欧米では既に金融機関との連携による取引信用保険の利用が広範囲に浸透しているが、日本では証券化・流動化プログラムの実例は多数あるものの、一般のリスクヘッジと資金化を図る手法として民間で活用されているケースはまだ限定されている。05年4月からの輸出取引信用保険の民間開放を機会に、このほど、幅広く日本の企業にも内外の売掛債権を国内・輸出取引信用保険を活用して迅速に資金化することが可能なプログラムを開発したもの。これにより、従来以上に与信管理強化を図りながら、債権の資金化を同時に実現できることになる。
 銀行等の金融機関を被保険者とする保険証券の発行になるため、各企業が個別に直接保険会社とコンタクトする手続きが省略でき、比較的簡単な手続きで付保手続きと資金化をセットで具体化することができる。申し込み手続きは、企業・銀行等を共同被保険者とする従来型との折衷方式と、新しい銀行等宛売掛債権譲渡方式とがあり、いずれかの方法を選択可能だが、法的な取り扱いは基本的に譲渡債権に取引信用保険を提供するサービスとなる。


●ロシア保険会社との提携でモスクワ支店開設(05年8月24日)
 ロシア最大手の信用保険会社「ROSNO」との提携を通じ、モスクワ支店を開設。ロシア国内の企業はもちろん、ロシア向け取引を行う各国の企業に民間の信用保険を提供していく。今回のモスクワ支店開設で、両社の提携関係はさらに強まり、ROSNOにとっては保険商品の拡充および再保険による引き受け能力拡大により、信用保険のさらなる発展や契約者の国内外ビジネスの大きな発展につながる。支店開設の主な目的は、両社間の直接的なコミュニケーションラインを確立し、ネットワークを強化するため。中・東欧地域責任者であるドイツ・ユーラーヘルメスのヨハン・ドゥムラー取締役は「ロシアの急速な経済成長からみても、ロシアにおける信用保険市場の将来性は明るい。現地に我々の支店を置き、有力なROSNOとの提携関係を深めることにより、急成長中のロシア市場において我々の顧客へのサポートが可能になる。ロシアの保険市場では信用保険会社間の業務提携は過去に例のないもので、長期にわたり世界的に経験を積んだユーラーヘルメスとロシア市場に精通しているROSNOとの業務提携は、お互いにとって成長が始まったばかりのロシア市場において、信用保険ビジネスを拡大するに当たり、大いに貢献することが期待される」とコメントしている。

●三井住友海上、ユーラーヘルメスが輸出取引信用保険販売(05年4月18日)
 海外市場で5年以上提携関係にある三井住友海上とユーラーヘルメス信用保険会社の日本支店(総支配人:フランク・フォン・ゼート)は、日本市場で輸出取引信用保険を取り扱う認可を取得。今後、両社は協力して輸出取引信用保険商品を販売していく。
 世界最大の取引信用保険会社であるユーラーヘルメスは02年以来、国内向け取引信用保険サービスを提供している。三井住友海上は取引信用保険の分野では国内No.1の実績がある。両社は、国際的に事業展開する企業に信用リスク・マネジメントのソリューションと保険カバーを提供していく。保険サービスの範囲は、輸出における短期(1年以内)の信用リスク(海外輸入者の倒産・支払いの延滞)のカバーで、政治的危険の補償についても対応する。
 ユーラーヘルメスは、この分野における独自のノウハウ、4千万有余にのぼる企業信用情報のデータベース、債権回収のネットワークを、三井住友海上は日本国内の販売チャネルを活用して輸出取引信用保険を販売する。


●ロシアで信用保険の販売開始(04年7月13日)
 04年7月8日、ユーラーヘルメスグループはロシアの保険会社ROSNOと再保険に関する業務提携契約を締結。再保険契約に加え、両社の協力によりロシア向け取引を行う企業やロシアに支店をもつ企業向けに信用保険を販売していく方向で検討を進めている。今回の業務提携によりROSNOはユーラーヘルメスが構築してきた与信管理におけるノウハウを利用できる。

●審査部門の社長に田中氏(04年5月25日)
<5月25日付>
▽ユーラー・ヘルメス・クレジット・サービセズ・ジャパン(株)代表取締役社長(審査部長)田中豊

●中国の信用保険市場に進出(04年2月11日)
 04年2月4日、ユーラーヘルメスグループの中国における市場シェア拡大のため、中国貿易保険機関SINOSUREと業務提携契約を締結。SINOSUREは中国における輸出および国内の信用保険を取り扱う公式輸出取引信用保険機関。
 ジャン・ラニエCEOとヨハン・ドゥムラー取締役は、「急成長中の中国市場で信用保険は大きな可能性を秘めている。今回の業務提携で中国市場における信用保険に対するニーズに対応することが可能となり、ワールドワイドなサービスを強化できる。また、他国に向けた輸出を主に行う中国企業にとっても、われわれの信用保険市場における長年の経験によりメリットを受けることができる」とコメント。

●04年度キックオフミーティングを開催 (03年11月28日)
 11月28日、「04年度キックオフミーティング」をフォーシーズンズホテル丸の内で開催。冒頭あいさつに立ったフランク・フォン・ゼート日本支店総支配人は、ユーラーヘルメスグループについて、「世界160カ国をカバーし、4000万件以上の企業データを保有しており、この種のデータ―ベースでは世界最大規模。世界市場のシェアは、現在、37%に達している。潜在性の高い日本市場に対しては、チーム一丸となってより付加価値のある顧客サービスを展開していきたい」と抱負を述べた。
 引き続き、同社担当者が信用保険マーケットの04年度見通し、取引信用保険の仕組みなどを解説。中で、柏本佳代契約業務課長が取引信用保険を「財務リスク管理のソリューション」と位置付けた上で、取引先の個別審査、与信管理の体制強化などについて具体的事例をまじえながら解説。さらに、契約方式、信用限度額設定・保険料算出の方法などについても紹介した。